妄想日記
01

エル

私の前に一人の女性がいる。どんな女性かはまったく知らない…年齢も、名前さえ。
彼女は突然目の前の現れた…
ある日突然、一人の男が彼女を連れてきたのだ。男は私の旧友。
何も言わずそのまま男は去った

その女性、仮に名前をMと呼ぶことにした。20代半ばくらいか、髪はセミロングくらい、少しだけ茶色が入っている。奇麗な、それでいて愛嬌のある顔つきをしていた。
私は細かいいきさつを質問しなかったし、Mもそれで多少安心したのか、奇妙な生活は昔からそうであったがごとく始まった。私は仕事に行きMは家事を行う。

そして、二人は結ばれた…。驚いたことにMはSEXに対しては物凄く貪欲であった。毎晩獣のように声をあげながら交わる二人。いつしか快楽を求めどんどん倒錯の世界へ踏込んでいった…

私は彼女が恥ずかしがるような形状の紫の下着を着せ、ラメ色のパンストも付ける。衣裳もエナメルの輝く赤いビスチェにスカート。赤いベロアの布で目隠しをして、口にはやはり赤色のボールギャグを咬ませる。腕には二の腕までの長さのあるエナメルの手袋、脚も膝を越える長さの赤いロングブーツ。それだけではない。
両腕は後ろに回され手枷で留められ、両足首の間にパイプが通され脚を閉じることが出来ない。その状態で立たされるM。首輪もしている。紐の先は私が持っている。
もう一つ、私の手には紐が握られている。それは彼女の股間を通して後ろの壁に結ばれている。紐は何個も結び目があり、すでにその一つはMの大事なところに食込んでいた。私が紐の端を急に持ち上げるとMはくぐもった声を出し身をよじる。
すでにこの状態で1時間が過ぎた…。Mは体中汗ばんできている。しかし手足はぴったりとしたグローブとブーツで覆われている。息が荒い、少し息苦しいのだろう。

ようやくそこで私は命令する。Mはゆっくりと紐を跨いだまま近づく。脚のパイプが邪魔をして歩きにくいうえに、紐のこぶを一つ越えるごとに立ち止まってしまう。
そんな度に私はMを叱咤する。のろのろと動き出すM。しかし私はたびたび、食込むように狙って紐を上に引っ張る。悲鳴を上げ唸るM。
この責めはラメ色のパンストが擦切れるまで行われるのだ。Mも分かっているので私のところに着くと、そのまま後退していく。
私が許した頃、Mはすでに息絶え絶えだった。

Mの両手を天井から垂れたロープに縛る。これで倒れたくても自分では無理な状態だ。擦切れたパンストの内側にある下着の中には強力なバイブレーターが仕込まれている。しかし、Mが簡単にイクような刺激は与えない。中途半端な刺激に腰をくねらせるM。両足はパイプに固定されたままなので自分で膝を閉じ少しでも強い刺激を求めようとしても無駄だった。ボールギャグを外し、キスをする…。Mは自ら舌をねじ込み声をあげ私にイカせて欲しいとねだる。私はMの首筋からゆっくり噛みつきながらしゃがんでゆく。Mは時折強く咬まれても恍惚の声をあげる。じらされた体には痛みですら快感に変わるのだ。そして私はMの大事なところに入っているバイブレーターを引抜く。抜ける瞬間にイキそうになるM。しかし、まだイケない。
私は小型のローターを彼女の中に押し込み、体を愛撫しながらMの秘所に唇を重ね、乱暴に舌で舐め回す。Mは釣られた体をびくびく震わせ叫び声を出す。
手の指先がグッと握られたり、開いたり。足もそうだ。爪先が反り返っている。

そして、静かに指を二本入れる。ゆっくりと、優しく…。だんだん激しく捏回す!
Mは声にならず喘ぎ続ける。途中、許してとのお願いがあるが構わず、続ける。
私の指は内側に反るようにMの中で動かす。時折ローターとぶつかり弾けてローターはMの思いも寄らないところを刺激する。Mの中で肉が盛り上がったような所を執拗に責める。一声叫び声をあげると、秘所からおびただしい液体が流れ出す…
潮と呼ばれているものか、尿か、私に特に気にせず続ける。
液体はMの下着を濡らし、ブーツの中にも流れ込んでいく。私はわざとブーツと腿の間を抉じ開け、流れていきやすいようにする。この間もMは喘ぎ、体を震わせる。

両手の縛りから開放すると、Mは自分の出した液体の溢れる床に倒れ込む。
Mの豊かな髪も濡れる。私は唇にキスをすると、ようやく体を起こしバックスタイルでMの中に自分の熱くそそり立つ物を荒々しく入れる。
ようやく開放されたが息をつく間もなく、声をあげるM。悲しいような、それでいて歓喜の声を出し続ける…
私とMは同時に果てるのだった。Mはそのまま気を失ってしまった…

別れもまた突然だった。旧友が現れた。Mは喜びの表情で彼に抱きつく。
男は私にすまなさそうな目を向けた。Mも私に悲しい表情を見せる。
Mは近づき私に軽くくちづけをする…。そして、二人は去った。

私は元の生活に戻った。いや…戻れなかった。あの強烈な快感を忘れることは出来なかったのだ。毎日、彼女の来た服を見つめ、責めた道具を愛撫する…。
もう普通には戻れないだろう。私はきっと同じ事を理解してくれる女性が現れるまで心休まる日は来ないだろう。
…直ぐに、見つかるかもしれない、一生見つからないかもしれない…

02

エル もう十何年前の話しか…。僕は一人の少女と出会った。同じクラスのY。彼女はクラスで目立つほうではないが、かといって密かに人気がある、そんな娘だった。
僕は彼女の秘密を見てしまった。
誰もいない放課後。よくあるパターンだ。僕は忘れ物を取りに教室へ戻る。ふと窓外を見ると男子でも感動するくらいの夕日が輝いていた…。僕は何気なく屋上への階段を上る。ふと気付くと、声が聞こえてくる。押殺したような声で、なにかうめき声に似た声を…。その声は屋上への入口脇にある倉庫から聞こえてくる。
僕は恐る恐る、のぞき込む。
そこには乱れた恰好のYが一人で悶えていた。

ブラウスのボタンは外れスカートも途中まで下りている。上下とも下着は露になっている状態だ。紺色のハイソックスだけがきちんと履かれているのが、可笑しいような、それでいて欲情をそそる感じがする。
Yは屋上の柵に使うのであろう、直径4センチくらいの鉄パイプに跨がって…腰を動かしていた…。
そのパイプはラバーですべり止めが着いており、そこには小さく軟らかい突起がいくつも着いているのだった。ズルズルと異音が響く。
突起が彼女の股間に接触するたびに声が漏れてしまう。
Yは自分の口に左手をブラウスごと銜え声を押殺していた。
右手は下着の上から胸を揉みしだく。
腰の動きは時にはゆっくりと、時にははやく、パイプに擦り付けている。
しばらくすると両手もパイプをつかみ、今までにない勢いで腰を動かす。唇は噛みしめているが歓喜の声は漏れてしまう。
体中に電気が走ったようにYがのけ反る。脚もピンと伸びる。
次の瞬間、Yはパイプに全身で寄掛るのだった。体中汗をかいている。
しばらく余韻に浸っていたようだが、近くにあった鞄から下着を取り着替えはじめた。よく見るとYのパンツはうっすらと染みていた。

僕は屋上の扉の陰に隠れ、Yが下りていくのを確認して屋上へ出る。
気持ち良い風が流れた。上から見るとYがゆっくり校門から出て行くところだった。
僕は今見たことを考える。僕はごく普通の学生、これを見たYに言って体の関係を強請る勇気はない。一人心の中にしまっておこう。

数ヶ月過ぎ、学園祭の後クラスの数人で酒を飲んだ。もちろん友人の家で隠れて。
その中に僕とYもいた。女子は他にも何人かいて、Yよりも男子に人気がある娘も何人かいたので男子はそちらの方にかたまっていた。
僕は正直、よく分からないがチャンスと感じYのところへ行く。
Yは少し酔った感じで薄く頬が赤かった。

たわいのない話の後、僕ら二人は外に出る。公園で涼もうということになったのだ。
出るとき冷やかす奴はいても、誰も着いてはこない。
細かい話は抜こう、僕は会話が途切れた時。Yにキスをした。

Yは僕を笑ったように見つめると自分からもキスをしてきた。ゆっくり、甘い香りが口いっぱい広がる気がする。何回も離れてはくっつく。お互いがお互いをいたわるように優しく…。
僕はYの髪の毛をゆっくりと触り、感触を楽しむ。良い香りがした。
彼女も僕に体を預け胸の辺りを軽く擦る。
誰が見ても仲の良い恋人同士のようにキスを続け、髪や体を触る…
僕の手がYの胸に触れると、彼女の体はびくんと動く。切なげな瞳で僕を見ると、次の瞬間、口の中に彼女の舌がねじり込まれてきた!
もう遠慮することは何もない。二人のキスは獣のように…。僕は彼女の唇と舌を軟らかく吸い込む。Yは僕の唇と舌を軽く噛みつける。
いつしか僕はYの唇から首筋、そして胸へと顔を移動させていった。
押殺したような彼女の声。ぎゅっと抱きしめる腕にも力がこもる。
いいようもなく、嬉しいような、悲しいような切ない感情が湧き、僕も抱きしめ返す。
そう、ずっとその状態が続く…。
それだけで満足だった。
しかし、昔の記憶がよみがえる。
僕はゆっくりと体を弄りながら、スカートの中へ手を入れる。
Yは小さく叫び声をあげ、再び何かを訴えるような目つきで見つめた。
ゆっくりと手を下着の上に当て、揉む動きと同時に擦る動きを加える。
Yは驚いた感じはあったが押し寄せる快感に身を捩らせてた。腰が引け、ぴくぴくと全身の筋肉がけいれんを起こしているのが分かる。
僕は構わず、擦り付けるように動きを続ける。…スピードを変え。
いつしか、手だけでなくひじまでの腕全部を使って擦り付ける。
感覚で腕が濡れてくるのも分かる。下着越しだが、かなり濡れていやらしく音が聞こえてくる。
僕は興奮すると同時に、大きくなってきた彼女の声を塞ぐためにキスをする。
Yも舌を絡ませ、舌で舌を舐るように動かす。
傍から見ると異様な光景かもしれない。僕はベンチに座り、Yは立っている。Yは中腰状の姿で、脚の間には僕の腕が擦る動きをしている。そのまま上半身は僕の方に折り曲げられ、そして二人はディープキスを…
Yの手は快感でバランスを崩さないよう僕の顔をしっかり持っている。
その状態が数分続くとYは一声あげ、体中の力が抜けたように僕に寄掛ってきた。

僕の話はここまでだ。このとき知ったがYはまだ処女だった。
倉庫の事は、訊けなかった。
その後、Yは僕を避けるようになり、その事で僕も罪悪感が生まれた。
それは甘いと言われるだろうがYを求める欲望よりも強かった。

卒業する時、一言だけ交わした…。
男の子と抱きあってイったのは、あの時だけだよ…。
Yはそう言って悲しそうに笑った…。
03 エル